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END GAME ACT.8 感想その6

  1. 2012/02/08(水) 01:14:38_
  2. END GAME 2012
  3. _ tb:0
  4. _ comment:4
 春になったので、我が家にも、一日早く密林からちょうちょが飛んで来ました。
 童謡が入っていました。可愛く切ない歌。
 ある日ふと気がつくと、子供がでかくなってるんだよね。
(童謡というより、子守唄かな、うん)


 だがしかし、私は、実は、ちょうちょは、あんまり、得意じゃない。
 ま、蛾じゃないからいいけどね。
 おかいこさんならイモムシもガも平気だが、ヤママユガとか、死にそうになる。ススメガとか、死に絶えて欲しいくらい。

 というわけで、大量のちょうちょに食いつかれている彼女、見るだけで、たーすーけーてーーー。まるでなんとか映画のようだ。可憐に見えて、実は悪趣味で、中身はバラバラフライなのだな。

 今朝の1面広告は、もっちろん切り取った!
 そして、金曜日、はいたんの声がすっ飛ばないことを祈るのであった。

 
 





 さて、チメンザール情勢からみた、薪さんのやっちまったこと!について、ぐだぐだ考えてみました。


 レベル5データの公開・非公開(処分)を巡って、いくつかのグループが対立しているのかと考えてきたが、目的としては「処分派」にひとくくりされ、しかしその中で利害が一致しているかどうかは不明、それぞれのボスの指示で動いているという構造のようだ。


 薪さんは世界にレベル5の中身を総てばら捲き、「やってやったぜ、ざまあみろ」な顔だ。
 それは、もともと作戦のうち、というより、保険だったんだろうなあ。滝沢があそこでデータを見なければ、ネットには乗らなかったわけだし。

 だが、「何人も犠牲になった」
 データ奪還のために死んだのか、滝沢を日本に送り込むために死んだのか、「にじゅうにしてくびにまく」みたいで分からない。
 平和な日本の警察庁の中にあるデータを狙うことが、何で死ななきゃならなかったのかよく分からんが、(だって、誰が殺すんだよ、誰が~~~っ)、ともかく、この数年、レベル5を廻って、一人ではない命が失われてきたらしい。

 それほどまでに、隠しておきたかった、イリハムの死。
 それを、薪さんは(日本は)、世界にばら撒いてしまったのだ。


 薪さんは、「チメンザールの民主化は50年遅れる」と言ったが、何も民主的政治が国を安定させるとは限らないことは、昨今のアラブ・北アフリカ情勢を見れば分かることだ。(というか、かれこれ100年くらい安定していない)
 そして、チメンザールというのは、もろ、そういう性質の地域に含まれている。(と思うのが、どういうつもりで描かれているのかは分からない)

 外因的には地理的要因、地政的要因、内因的には宗教と民族的性格・資質から、極端には有史以来ずーっと安定できないでいる。民主的なこと(多数決)に従い、社会秩序を維持することができないのだ。
 イラクのフセイン政権を消滅させたとき、倅ブッシュは「かつての日本のように」と言っていた(ようだ)が、日本人の誰もが「そら、無理っしょ」と思ったことだろう。イラクには天皇陛下もいないし和をもって尊しと学んだ人間もいない清貧の思想もない。占領軍に大人しく従う義理もないのだ。

 ・・・と、20年前、ロレンスに嵌ってアラブ人とか中東情勢とか第1次世界大戦前後とかとかとか、色々、読みあさり、大国に翻弄される国々を気の毒に思ったことだが、もう最近は、「永遠にだめなんだな」と冷たく横目で見ている部下Yであった。彼らの問題の根本は、たとえば、あちこちに散らばっていながら「でも俺たちはク○ドだから」とか「アッラーが言うから」とか言っちゃうところなのだと思う。どこの日本人が移民先でそんなことしたか?

 フセインはアラブだったが国内の超少数派キリスト教を保証したし、アサドに叛旗を翻しているのは「多数派」なのだ。多数派のアラブ(スンニ派)があちこちで国をひっくり返しているせいで、中東・北アフリカの少数派は弾圧されている状態に加え、多数派が一致団結しないので、いつまでたっても終わらない。押しつけてないと収拾がつかない連中であると、ロレンスも書いている。100年、変わっていない。


 話を戻すが。
 滝沢たちのチメンザールも独立直後(だと思う)で、同じような事情を抱えており、だから、「イリハム・ヒラル・アイは軟禁生活を送りながら、民主化活動を続けている→だから反政府の国民も、過激にならずに国の運営に携われ」というメッセージとして、本物の死を隠し、替え玉の存在が必要だったのだと考えることができる。

 それが、ニセモノだったと分かればどうなるか。

 政府側(滝沢たち)と、反政府側(イリハム派)との間は、「イリハムは生きている」という情報でバランスをとっていた。イリハム派も、イリハムが本当に死んでしまっているとしても、国全体を自分たちが制圧できるだけの武力がない、あるいは使えない。政府側はもちろん、イリハムを人質として、反政府側を大人しくさせておきたい。双方、衝突すると引っ込みがつかなくなり、内戦になって収拾がつかなくなることが自明なので、「真実の公開」には慎重になるだろう。

 イリハムが死んだと公にされることは、今まで、「ニセモノかもしれないが、本物かもしれない」という妥協を納得してきた人々の拠り所をなくし、バランスを失わせることなのである。本物が死んだと分かれば、おとなしくしているわけにはいかなくなるのだ。

 前号までは、滝沢は国会議員か警察関係者の伝で警察庁に入り込んでいるので、チメンザール政府か、それに近い筋かとは思っていた。そうすると、左派の過激派が、イリハムを拉致して隠し持っているため、その勢力を削ぐために、イリハムの死の事実=レベル5データが必要なのかと。
 残忍な左派のやり方には心を痛めているようだったので、少なくとも、その左派ではないだろうと。

 滝沢は、かなりチメンザール中枢に近い人物なのではないか。そして、レベル5のデータをこの世から抹消するという大儀を背負ってた。それで死んだ仲間がいるということは、自分も同じように危険な立場にあると十分わかって。
 チメンザールの安泰な国家運営、あるいは将来的な民主国家への成長のためには、たとえ替え玉であったとしても、「イリハム・ヒラル・アイ」が必要だったのだ。


 イリハムの死が公になれば、チメンザール国内のイリハム派(テレビ報道では、反政府軍とされていた)は暴発するだろう。


 薪さんのしてしまったことは、チメンザールの民主化を進めるどころか、ぐちゃぐちゃの内紛に突入させてしまうことだったのだ。そしてそうなれば、左派は一層過激性を増し、反体制派の暗殺が激増する。

 薪さんは、滝沢たちが何人もの仲間を犠牲にし、あるいは、滝沢自身の人生を犠牲にして守ってきたもの、造り上げようとしてきた自分たちの新しい国を、壊してしまったのである。それは、過去から現在へ繋がっている事件の黒幕をあぶり出すためでもあるが、自分の生命の保険でもあり、個人的な正義感でもあろう。


 薪さんがレベル5データをエサにして動くことを決心したのは、直接的には青木の事件だ。自分が狙われているだけなら、すぐに動くこともない。だから、結果として滝沢が人生をかけてきた「イリハムの死を守ること」を失敗させたのは、脅しのために家族を殺すという方法を選択した、大括りでは滝沢たち自身のミスと言える。
 簡単に言えば「おまえたちが青木のお姉さんを殺したからだ」というわけだ。(で、なぜ青木の姉さんが狙われたのかという、その原因が、未だに特定されていないような気がする)

 青木のお姉さんの命の代償として、薪さんは秘匿され続けてきたレベル5を世界中に流したともいえる。しかし、もしも薪さんが、青木のためにほんの少しでも復讐できたと思っているのなら、鈴木が考えていたことを実行したのだと思っているのなら、自分の正義を示したと思っているとしたら、それが思い上がりだと思い知らされることになりはしないだろうか。
 これから、たくさんの人が殺される原因を、自分が作ってしまったことを、いつか知る日がくるだろうか。


 分かってやったのなら、それはそれで薪さんらしいとも思える。
 性格悪いからなあ。

 これが、青木を狙った代償だと。これが自分の復讐のやり方なのだと。狙われたのが自分だけなら、ここまではしなかったが、直接関係ない部下にまで手を出して、

「許さないと言ったろう?」
 と、その、許さないという内容が、レベル5の公開だったと。
「その舌を引っ込めろ」と言われて、その逆をやったわけだ。それも、滝沢なら絶対に、データを確認すると見越して。




 では、あれこれ含めて、なんでそんなことになったのかという、そもそもの根本原因は、あの「人間喰った子供」が、日本で死んだことである。
 イリハムが殺されても、それを見た子供がいても、その子供が日本にさえ来なければ、死に際してたとえ人間を食べたとしても、その脳が日本の第九にさえ来なければ、それを薪さんに限らず、誰もそれを見ることがなければ、イリハムの死は、遠い国の出来事の一つにすぎなかった。

 あの子供さえ来なければ、そのデータを廻って、それを薪さんだけが見たとか、鈴木が見たとか、滝沢やほかの人間が奪いに来たとか、でしゃばりの鈴木を消さなければならないとか、青木のお姉さんが殺されるとか、そんなことにはならなかったわけだ。
 外交官一家はどこかで起こった殺人事件で、石丸大臣の脳が本格的に調査されたとしても、そこにイリハムの死がなければ、それは「別の事件」だったはずだ。



 あの子供が誰だったのか、日本に来た経緯はなんだったのか。
 きっと、ろくでもない話なのだろう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

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comment

同感です

  1. 2012/02/08(水) 17:18:48 |
  2. URL |
  3. しづ
  4. [ 編集 ]
イプさま、こんにちは。


>薪さんのしてしまったことは、チメンザールの民主化を進めるどころか、ぐちゃぐちゃの内紛に突入させてしまうことだったのだ。

わたしもこれ、同じことを考えてました!
トイレで青木さんが、カニバリズム事件を公開すればいい、と言った時、
薪さんは、「そんな簡単なものじゃない!」とすごく怒りましたよね。 
あれって「自分の命が危なくなる」という意味ではなく、「世界的な戦乱の火種になる」という意味だと思ってたんです。 だから薪さんは、自分の正義を曲げても口を噤んでいたんだと。

データは持ち出して、でも滝沢さんたちには渡さず、目の前で処分してしまうのではないかと思っていました。
そしたら今回、あっさりWEB公開されちゃって。
もう、読みが当たった試しがない~~~。(^^;


この後、チメンザールのその後も描かれるんですかね? 
新聞記事のカットに、「チメンザールは民主化への一歩を踏み出した」とか、ナレーション入って終わりのような気がしますが。(笑)

管理人のみ閲覧できます

  1. 2012/02/12(日) 12:10:17 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

しづさま

  1. 2012/02/16(木) 00:10:15 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
しづさま
こんにちは。


>
> >薪さんのしてしまったことは、チメンザールの民主化を進めるどころか、ぐちゃぐちゃの内紛に突入させてしまうことだったのだ。
>
> わたしもこれ、同じことを考えてました!
> トイレで青木さんが、カニバリズム事件を公開すればいい、と言った時、
> 薪さんは、「そんな簡単なものじゃない!」とすごく怒りましたよね。 

そうですそうです。
ただ、鈴木のことは関係ないとは思いますが(滝沢に言われて初めて知ったみたいだから

> あれって「自分の命が危なくなる」という意味ではなく、「世界的な戦乱の火種になる」という意味だと思ってたんです。 だから薪さんは、自分の正義を曲げても口を噤んでいたんだと。

それは、内容を見れば誰でもそう思うでしょうと思います。そういうことって、たくさんあると思うんですよ。

>
> データは持ち出して、でも滝沢さんたちには渡さず、目の前で処分してしまうのではないかと思っていました。

なるほど。そういう手もありますよね。
というか、のこのこ、本物を持って行ったというのが、ある意味すごい気もします。

> そしたら今回、あっさりWEB公開されちゃって。
> もう、読みが当たった試しがない~~~。(^^;

しかも、なんという謀略!
私も色々考えますが、沖縄に行ったときのことしか当たってないです。
敵は手強いっ!

>
> この後、チメンザールのその後も描かれるんですかね? 
> 新聞記事のカットに、「チメンザールは民主化への一歩を踏み出した」とか、ナレーション入って終わりのような気がしますが。(笑)

え? それは本編の最後ですか? それとも番外編ですか?
チメンザールは民主化への一歩なんか踏み出せないですよ。そんなだったら、滝沢たちが苦労しませんもの。ふふふ。

なんかもう、薪さんよりチメンザールのほうが面白くなっちゃってます。

薪さん、あとでこの件をどう考えるのでしょうか。
とても興味深いです。

コメントありがとうございました。

鍵コメントくださったSさま

  1. 2012/02/16(木) 00:21:23 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
Sさま
こんにちは

ええ、私も、つい、3年ほど前までは、かろうじて人気のあるバンドの人という認識のかけらくらいしかなかったのですが、すっかりはまってしまいました。

某公共放送の特集は、映像がすごかったというより、あれが所謂デジタルリマスターってやつでしょうか。昔の、ビデオのはずなものが、とってもきれいになってて。
あああ、もう1グレードあげて録画しなおしたいです。再放送~~っ

> はいどさんの髪型に驚きました。(折しも『ヘアサロン』を連載中のしづさんのところの薪さんを連想)

そうでしたか。 突然見ると、その変遷がすごいかもです。化粧の変遷もすごいです。

> 某公共放送の方ではちょうちょも見られました。
> 確かに、「たーすーけーてーーー」という感じもする絵ですね。

1匹だけなら美しいのですけれども。。。

> 『GOOD LUCK MY WAY』の歌詞が薪さんと重なって、ジーンときてしまいました。

はいたんは詩人なんです!
私はXXXを聞きながら2月号を書いた作者がようわかりませんでした(^^;
滝沢が薪さんを襲ってるところかな・・・。

>
> 4月号発売まであと2週間余りですね。
> Good Luck Maki -san's Way!

きゃー(^^)
すごいエールだ。薪さん聞こえました?

なんだか、あっという間で困ります。


> (追記:青木のお姉さんが殺されたのは、青木が千堂外務大臣の事件で薪さんを動かしたからではないかという、光速より早い物質並にぶっとんだ妄想をしています。)

なんだかんだで、部下の中で目立って、目をつけられやすい存在なのでしょうか。敵は何年も準備していたわけですからね。


コメントありがとうございました。
 
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Author:第九の部下Y
部下Y(イプシロン)。清水玲子先生の「秘密-トップ・シークレット-」を愛するブログです。

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