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エピローグ一期一会 感想その1

  1. 2012/07/01(日) 23:48:51_
  2. END GAME 2012
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
 終わったんだなあ。終わっちゃったんだなあ。
 あーあーあー。

 もう、これから、新しい薪さんに会うことがないなんて。
 過去のものを読み返すしかないなんて。ま、それはそれで楽しいもんですけどさ。
 今月の薪さんは何をしたのか、今月の薪さんは何を言ったのか、今月の薪さんはどんな顔をしたのか、いつも様々な薪さんに一喜一憂していた日々が、もうこれからはないなんて。


 胸がいっぱいのような気がしたのも束の間、
 気ーがー抜ーけーたーーー!

 でも、ちょっといいこともある。
 2ヶ月ごとにエキサイティングな薪さんに襲われて心身耗弱状態になる心配がないので、じっくり創作してみたり、お絵かきに再チャレンジしてみたり、そういう時間が持てるわけだ。

 そうだそうだ。
 薪さんも、これまでのような惰性(には見えなかったが)ではなく、より一層前向きに生きていくことにしたようなので、終わっちゃったーと泣いてないで、前向きに行きましょう。
 ね!

 
 ネタバレあります。

 
 





 二度目のインタビューにも、「Non」と答えたのだろう。

「守りたい『秘密』は、今も何もない?」
「ええ、ありません。いつ見られてもかまいません」と。

 にっこり笑って、そう言う。
 最初のインタビュー時、本当にそう思っていた。それはもう、「待っている」と言った青木のことを、単なる仕事関係者としてしか見ないという決意の表れでもあった。だが二度目にそう言った後、写真の青木を見て、それは事実ではないと認めた。

 青木のことが秘密なら、薪さんは青木に恋情があったということなのだろう。そうか、薪さんは青木が好きだったのか。

 薪さんがホモかそうでないかでかなり浮き沈みしてきたが、ホモだというならしょうがない。

 全国の青薪が諸手を挙げて喜んでいることだろう。だが、「好きだけどホモじゃないほうが良かったのに」と思っている人間も、ここにいる。


 だから、私はこう思うことにした。
 というか、私にはこう見えた。


☆☆☆☆☆☆☆

 薪さんの涙は、罪多き自分の存在について、神様や鈴木に赦しを請う涙。
 生き続けて大切なものを思う気持ちを持てることそのものへの、罪の意識。誰かについて何かを考えることは、生きている人間にしかできないことだから。それはもう、鈴木にはできないことだから。そして、特に、貝沼に殺された少年達。あるいは、危険から守ってやれなかった天地。何の関係もなく巻き込まれた倉辻夫妻。目の前で死んでいった滝沢。
 それでも自分は生きていきたい、生き続けることを赦して欲しいという、エゴイズムに対する、罪の意識から出た涙。
 そして、自分が生きていることで感じる幸せ、その幸せを感じることへの、また、罪の意識なのだ。


 薪さんは、生きていることが罪だった。存在そのものが罪に等しいものだった。それは過失であったり、職責上強要されたことであったり、自分の強い意志ではなかったにも関わらず、薪さん自身が時限爆弾のようになってしまった。それでも、死んで放り出すことを自分に許さず、生きて出来ることだけを、してきた。

 生の代償は孤独。死んで責任を取らない代わりに、孤独であることを自らに課した。
 それなのに、いつのまにか、大切なものができてしまう。
 それは、自分が、生き続けていきたいと思うから。大切だと思うものを感じているために、自分が生きていたいと思ってしまうから。孤独はやっぱり苦しいから。甘えたくなるから。

 守るべきもの、大切なもの、愛するものを持つことを、こんな自分に許して欲しいという願い。そして、青木が自分のほうを向いてくれることによって、許されているのだと実感する喜び。それでも、過去を忘れて喜びだけを感じることはできない。
 
 それでも、それが幸せなのであり、幸せだと感じて、幸せなのだと思えたことから流れた涙だ。


 そうして、自分の大切なものならば、他人に蹂躙されたくはない。
 それは、「秘密」となる。

 滝沢が、「事件のことじゃない。ただ見られたくない、汚されたくない画がある」と言ったのと同じく、自分の大切なものを守りたいという気持ち、そのものなのだ。



~~~~~~~~~~~~
その2へ続く。
最初は一つだったのですが、あまりにも長くなったので、分けました。




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第九の部下Y

Author:第九の部下Y
部下Y(イプシロン)。清水玲子先生の「秘密-トップ・シークレット-」を愛するブログです。

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