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エピローグ一期一会 感想その2

  1. 2012/07/02(月) 00:08:40_
  2. END GAME 2012
  3. _ tb:0
  4. _ comment:3
ネタバレありです。
感想というか、考察かな?

 
 






 それで、薪さんがホモちっくに青木が好きだったみたいなんで、なんかむかついてるんだけど、どうしてむかつくのかというと、それは私にとっては、「鈴木がかわいそう」を意味するからだ。

 それは、説明するのがとっても難しいのだが、うだうだと言わせてもらおう。

☆☆☆


 薪さんが青木に恋情を抱いていたということ、青木と雪子さんが別れたことが、鈴木&雪子さんと薪さん、という人間関係が、鈴木が死ななくても成立しなかっただろうという意味にとれるところ。

 私はの鈴木と薪さんの関係観もだいぶ変遷したが、今は鈴木は薪さんが好きだったと思っている。鈴木が、CopyCatにおいて、雪子さんが薪さんを見ていたのを見て、ぐるぐるしてしまったのは、「雪子さんが親友に惚れていると気がついた」のではなく、「自分が彼を好きだと気づいてしまった(そういう目つきで見ている雪子さんに嫉妬した)」のだと思っている。(雪子さんについては、あの時点で好きだったのかもしれないが、ただ「きれいだわねー」と観賞していただけの可能性が高いと思っている)

 そして、薪さんはもちろん鈴木が好きだったとも思っている。青木よりも明確に、だ。それは、鈴木が鈴木であったためで、薪さんが男が好きだというのと同一の意味ではない(都合良いけど)。青木のことは、今では好きだろうが、青木が鈴木よりも前に出会っていたら、こうまで気持ちは寄せなかったろう。何より、「鈴木に似ているところがあるから」というのが、END GAMEにおいてもしつこく出ていた。だから、根本は鈴木なのである。

 じゃあ、鈴木が好きだったと思っているのなら、青木も好きでいいじゃないかというと、そうはいかない。それは、鈴木が死んでしまったからだ。

 鈴木が、生きたまま、自身の人の道から外れた感情(!)を制御しながら薪さんと友人付き合いを進行させ、その途上で自爆するなり両思いになるなり、そういう人生を歩むならば、二人が別れることに何も文句はない。雪子さんだって、ただ、そろそろ結婚したいと思っていた年で、やっぱり男とうまくいかなかったというだけのことだ。もちろん、男に取られたと知るのは、なかなかないことではあったろうが、相手が薪さんなら、ないとも言い切れないと、その事実には落胆や驚愕とともに納得したことだろう。

 だが、鈴木は死んでしまった。まったく、なんで薪さんは鈴木に銃で反撃してしまったのだろうかといえば、鈴木が銃を撃ってきたのと、護身用に持って行けと言われて持ってきてしまったのと、あとは滝沢の言うことを信用するなら、細工がしてあったためで、鈴木のほうはまったく「運が悪かった」ということになる。

 鈴木が死んだのは、「運が悪かった」だけなのだ!!!


 それなのに、薪さんが青木を、鈴木の代わりに自分を地獄から救ってくれる人じゃなくて、鈴木の代わりに愛したい人になっちゃったら、まるで、鈴木が、青木のために死んじゃったみたいじゃないかーーーうわーん(TT)
鈴木がかわいそうだよおおお。・゚・(ノД`)・゚・。


 いや、まあ、鈴木の死は要するに、元からそういう話だったわけだけどさ・・・・・・。


 というわけで、世界でただ一人、青木と雪子さんの結婚を願っていたのは、やっぱり鈴木の存在につきる、と言っても過言ではない。鈴木のことで少しでも心に平安の訪れることが、薪さんの幸せだと思っているから。


 薪さんと、青木&雪子さんという人間関係が成立することが、薪さんの、本当の心の平安になると思っていた。

 青木が雪子さんに振られて(振ったのかよく分からんが)、とにかく二人の間がだめで、青木が薪さんに手紙を出すことで、まるで最初にラブレターを出さないと関係が始まらない男と女のような関係になるのは、薪さんにとって、罪の意識が増えるだけではないか、と私は危惧する。
 自分が雪子さんから鈴木を奪った。そして、青木も奪ったことになるのだから。

 たとえ雪子さんが「やっぱりね、私には分かっていたわよ、ふふふ」なんてすっきりさっぱりにやついていたとしても、である。


 薪さんは、雪子さんが他の男と結婚したことを知っているのだろうか。「ようやく結婚報告か」なんて言っているくらいだから、雪子さんは青木にはハガキを出しても薪さんには送っていないだろう。(住所も知らないだろうし、青木にも聞かないだろう) だって、もう、あの二人の道は分かたれたのだから。

 そこへ送られてきた、一枚の、見ると思わず微笑みがこぼれてしまうような写真。そして、自分に愛するものが存在することを拒否していたことを諦める。
 それが「oui」なのだ。

 自分の大切な青木が、恋人を奪ってしまった雪子さんと一緒になっても、それでほんの少しでも、彼が遠ざかるわけではない。幸せを願うことだってうれしいことで、その幸せをかみしめたからこその涙だっただろうに。

 それなのに、そこへ「家族」は雪子さんと彼女の子供ではないというような意味の手紙が来たら?
 薪さんは、それを「男女のことだから、自分には分からないことがある」といって、納得できるだろうか。



 第九の仲間を家族のようだと思っていた家族のいない薪さん、自分の家族を持ちそうにない薪さんへ、自分の家族観と、その相手が薪さんなのだという内容の手紙を送る青木に、薪さんは喜びを感じるだろうが、でも、きっと、青木の知らないところで泣くだろう。

 私は、青木が雪子さんと一緒になっていたら、青木に話す鈴木のことは思いで語りとなり、青木の前で泣けるけど(もちろん雪子さんはいないところで)、青木が雪子さんと別れたら、それが自分の所為だと思って、鈴木の話はできないのではないかと思うのだ。そういう気がする。
 だって、まるでそれは、別れた女のことを、新しい女にするようなものだから。


 だから、薪さんは、やっぱり一人で泣くのだろう。


 そして、雪子さんも。
 雪子さんが、違う男と、それも、まったく何の関係もない(なさそうな)男性と結婚したことは、彼女は薪さんと鈴木と青木の犠牲ではなく、また付属品でもなく、彼女が一個の人間だという意味で、青木との関係を続けさせなかったという意味かもしれないが、それにしては、あまりにも深入りしていたように見えるのは、錯覚だろうか。
 彼女にとっては、鈴木の死も、死にそうになったことも、薪さんとケンカをしたことも、青木と婚約したことも、単なる人生の出来事のひとつひとつであったというだけのことなのだろうか。

 そうとは思えない。
 彼女もまた、旦那さんや子供との幸せで楽しい人生の裏で、鈴木の死とその原因となった薪さん、そしてその薪さんの救いそのものであった青木のことを、いつまでも忘れることはないだろう。



 そんなことを考えると、あの「秘密」は、昔は自分のためだったけれど、今は守りたいもののためであり、自分のためではないと思えるのである。




☆☆☆☆☆☆☆

 ・・・・・・と、なんとか心の平静を保った部下Yなのでした(@@



 ひととおり書いたので、もう、どっちでもいい感じ。

 でも、薪さんがホモだったら、「薪さんの家族になりたいっ」って手紙を送ったのに、「じゃあ、どっちが奥さんになる?」なんてことになって、「夫婦がすることって決まってるだろ」なんてことになって・・・・・・「そんなつもりじゃなかったのに」と言われることになって、やっぱり薪さんが可哀想なことになるんじゃないだろうかという気がしないでもない。


 確かなことといえば、本人達より先に気がついていた薪さんのカンは、大ハズレだったということだ。


~~~~~~~~~~~
長々とお読みいただいていありがとうございました。


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comment

管理人のみ閲覧できます

  1. 2012/07/17(火) 11:47:56 |
  2. |
  3. [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵拍手コメントのAさま

  1. 2012/07/17(火) 22:51:16 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
Aさま
こんばんは。

>私も鈴木さんが雪子さんと婚約しなかったのは薪が好きだと気付いたからだと思いました。

そうとも思えるしそうでないとも思えるし、鈴木に聞かないと分かりませんよね・・・・・・。

>雪子さんというより、薪さんが男達と談笑してるのに嫉妬して(以前は猫被ってるのを知らなかったので)

うお!? 私はそこまでは思いませんでしたけど、そうか、男どもに嫉妬していたというのもあるのですね。ふむふむ。

>過去編でその頃の鈴木さんの心情を知りたいです。

ご本人様にお伺いしたいですよねえ。実は何だったんだ、おい、鈴木!!

>青木が今も独身なのは結局、舞ちゃん以外の子供をつくる気になれなかったという気もします。

まあ、雪子さんに、その決心を翻すだけの魅力を見いだせなかったということなのでしょうけど、ああ、納得いかない!

>だから、別な人と結婚して両親に孫を見せてあげて欲しいと思ったのでは。そういう場面があればよかったですね。

そうそう。何かあれば良かったんですよね。何でもいいから。だって、元婚約者に送ったはがきって、何なんですかあれは(TT)

>鈴木さんは薪さんが一生孤独なままなのは望まないと思います。薪さんは充分苦しんだのです。

そうだと思います。そうであってほしいです。でも、自分を許せるようになったような気がするのですが、その納め方が、いまいち見えないんですよね~。

>勿論、薪さんは親友との思い出として鈴木さんのことを忘れないで欲しいです。雪子さんも薪さんの幸せを望むと思いますよ(^^)

あうあう(TT)


>家族といっても実際、一緒に住む事は難しいので薪さんの孤独な心を開放することが青木の最後の役割だったと思います。

そうですね。青木は役目を果たしたのだと思います。薪さんにとってはこれ以上ないくらいに。
ただそれが、どうして青木が変に見えてしまうのか、それが大問題なのです!!

結論はいいんだけど、過程がおかしいんですよね・・・。おかしくないのかな。 若い男の子ってああなのかな。
(いや、やっぱり、違うと思う)

悩み多きエピローグです。

コメントありがとうございました。

鍵コメントくださったMさま

  1. 2012/07/21(土) 23:21:54 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
こんにちは~♪

> マメに来ればいいものをとりあえず拍手ボタン押して、

うんうん。私もほとんどそうです。←いばるな

>まずはYさんの記事を読んでスカッとしました!なんかエピローグを読んで頭がグルグルしてしまったので!

え、そ、そうですか? でも、スカッとした場所があって良かったです。

今回のエピローグは、グルグルしちゃいますよね。 急に変わっちゃうから。何度も読んで、中心となるテーマを変えたのだなと思えたら、グルグルがグルくらいになってきました。

まあでも何度読んでも、雪子さんはその役割でなくてはならなかったのか、とか、(女性として必要だったのかとか)、>薪さんと青木が家族・・・とか、いくらお姉さんの家族がぶっ壊れたからといって、やはり唐突で違和感はぬぐえません。


> そうですよね・・・、人がいっぱい亡くなって、警察内部からたくさん逮捕者が出て・・・っていう大がかりな事件の結末が「結婚」「家庭」ってちょっと違いますよね。


薪さんが結婚結婚言い出したのも、まあ、私は文句を言いましたが、「しばらく会えないし、言っとくか」って思えないこともないですが、何かしっくりこないのは、事件が始まりから大がかりだった割に、後始末が雑なせいだと思うのです。そういう過程があったうえで、一息ついて、結婚だの家族だのって考えたくなる気持ちになった、という過程が人間にはあると思うのですが、省略しすぎだろうと思ってしまうんですよ・・・・・・。


> 上手く言えないですが、今回のエピローグもたくさんの人の死に関連してしまった薪さんが(彼に罪はないにしても・・・)単純に「青木と家族になったら幸せ」みたいな表現ってどうなのかしら?と思ってしまいます・・・。

青木は薪さんに手紙を書いたけれど、薪さんはまだ読んでいないし、読んでどう思ったかも描かれていません。
結構そこがミソなのかもしれません。

青木と家族になったら幸せ、なのではなく、青木が薪さんと家族になったら自分が幸せで薪さんも幸せになるだろうって一人でルンルンしている段階ですから。

(清水先生はイジワルだから)

>
> そして「薪さんのカン大ハズレ」には笑いが出ちゃいましたよ~!

わははは! 笑っていただいてありがとうございました!
最初っていうか、最後の最後まで迷っていたのが、「やりなおしましょう」でもやっぱりさようなら、ではなかったかと・・・(^^; 
あんな風に「二人の間に何が!?」的なのは反則だと思うんですけどね~。



で、えーと、はいたんの話がしたりないわ! ←そっちか!


コメントありがとうございました。
 
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Author:第九の部下Y
部下Y(イプシロン)。清水玲子先生の「秘密-トップ・シークレット-」を愛するブログです。

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