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エピローグ一期一会 感想その3

  1. 2012/07/20(金) 01:09:34_
  2. END GAME 2012
  3. _ tb:0
  4. _ comment:3
 引っかかるというか、アラ探しというか・・・。
 ごめんなさい清水先生~~~っっっ

 
 






 薪さんは知っているのだろうか。青木は雪子さんに言っているのだ。

「自分の子供はつくりません。舞だけがオレのただ一人の子供になります」と。



「自分の子供はつくりません」
 青木、雪子さんと悪くない関係。
「第九は僕にとって家族のようなところだった」
 雪子さん、青木と別れて竹内と結婚。
「俺が思う家族とは」

 ひどい。ひどすぎる。雪子さんの扱いもひどいが、それより青木の思考展開が、だ。 
 もやもやの原因のひとつは、たぶん、ここにある。
 だから、薪さんの行動や思いは良かったし共感するし嬉しいのに、薪さんを導いていく青木にはどうしても満足がいかないのだ。
 


 あるいは、
「自分の子供はつくりません」
 青木、雪子さんと悪くない関係。
「第九は僕にとって家族のようなところだった」
「俺が思う家族とは」
 雪子さん、青木と別れて竹内と結婚

 あらら、もっとひどいことに・・・・・・(^^;

 でも、青木が手紙をしたためたり、写真を送っているくだりは、時間が前後しているので、ありえないとも言い切れない。なにしろ手紙を書き始めるずっと前から、青木は考えて続けていたはずなのだから。


 青木がアメリカで薪さんの言葉を聞いて、雪子さんが他の人を選ぶまでの間、青木の頭の中は薪さんの「家族のようだった」に占拠されていた状態だと思う。それは、青木が薪さんの孤独な境遇に同情する余地があったからでもあるし、また青木が雪子さんと家族になるのか、ならないのかという、人生選択の渦中にあったからともいえる。

 雪子さんに、「子供は作らない」と一度は言っても、取り消して悪いことはない。舞ちゃんだけが子供だと言っても、子供が産まれれば舞ちゃんの弟妹も同然となるのだから、それでお姉さんたちの菩提を弔う気持ちが薄れるというのでもない。(そもそもあんまり自分が原因だとは思っていないようだし、その点で後悔も反省もあまり大きくはなさそうだし)
 肝心の雪子さんは結婚しろと迫ってくれないので、青木はずるずると彼女と恋人未満の関係を続けることになる。


 青木が雪子さんとの付き合いに白黒つけられずにいる姿に、雪子さんは「青木君はつよし君が好き」、と「青木君の子供は舞ちゃんだけ」の両方が理由だと思っていただろう。でも「やっぱり雪子さんと結婚したい」と言ってくれない理由は、もっぱら「子供はつくらない」にあって、「つよし君」の影響は舞ちゃんよりは小さいと思うかもしれない。
 もっとも彼女からすれば、青木との関係をやめる理由に、新しい何かが加わったわけではなかったろうが。

 雪子さんは、青木が薪さんに惚れているということを知っている上で「好きだって言ってるのよ。最初から、やりなおしましょう」と言っている。だから、薪さんが積極的に青木に関わってこないこともあるかもしれないが、「青木君もつよし君もお互い好きなのは知っているけれど、男女関係は別。克洋君と同じようなもの」と思っていたのではないだろうか。それは、程度の強弱はあれど、普通のことだ。同性の相手とは性交渉はしない、だから異性が必要だという、ただ、それだけのこと。


「子供はつくらない」がなくて、「薪さんが好き(という無自覚な気持ち)」だけだったら、どうだったろう。
 雪子さんから別れを切り出されたら、青木は引き止めたのではないだろうか。青木が雪子さんに惚れていなかったとは思えない。薪さんに対抗したくて結婚を申し込んだというのは、まさに、その女を自分のものにしたいという本能から来るものであり、手当たり次第なわけではない。
 第一、釣った魚にエサをやらないにしては、早すぎる。まだ釣り途中段階なのに、竿に引っかけて引き上げるかどうしようか迷うとか・・・・・・だから薪さんに突っ込まれるのだ。
 
 そして、青木が「薪さんが好き」でも、青木と雪子さんの夫婦関係は成立するというのが私の考えだ。何故なら、男同士の恋愛事情にセックスを持ち込むのは、せっかくの友人関係をぶち壊す危険性の方が大きいため、男同士の関係を継続させるためには、男は女性の伴侶を求めなくてはならないからだ。それが貝沼事件の起こる前の薪さんと鈴木でもあった。

 だから、二人が別れた理由は、本当は「薪さんが好きだから」なのに、表向きは「子供はつくらない」としていると思えてしまうのであり、それを事件直後に言っていることで青木の免罪符になっているように見えるところが気にくわない。
 本当は青木が薪さんが好きでしょうがないからなのに、雪子さんが青木の「子供はつくらない」宣言を公式見解にしましょうと暗黙の了解を促し、青木に否定させなかった。雪子さんに甘えたのだ。
 なんというか、「子供はつくらないって言ったじゃないか」と言えばケーサツはいらない、みたいな感じもして、さっぱりして見えて、実は自分が泥を被らないように細心の注意を払っているような感じで、要するに、意気地のない奴だなあと思ってしまうのだ。


 青木の心の中では、「家族」というものを考えたとき、雪子さんと彼女の子供ではなく、ひとり孤独な薪さんが思い浮かぶ。誰か他に女性がいるわけでもないし、そんなことは考えられない。このままでは、雪子さんを選ぶことになるのだろう。それもそう遠くないうちに。それは嫌なわけではないのだけれど、何故か独りで日本の「家族」を懐かしがっている薪さんが思い浮かんでしょうがない。でもそれはやっぱり変なので、雪子さんとのことを考えようとする。その時、

「でも、オレは子供はつくらないから、雪子さんと一緒にいたら、そのうち欲しくなってしまうかもしれないし、それならそれで、あまり時間はない・・・・・・」

 それを言い訳にしなくても、青木と雪子さんの新しい付き合いの基盤に結婚も子供もなしだったら、同じことだ。

 なんだか、違う男二人の間でどっちがお得か悩むお嬢さんのようである。

 そして、彼女を選ばなくてはならないという選択の余地がなくなったとき、拒否感といったら極端だが、思い切れない気持ちの根底にあるのは薪さんの存在であり、子供をどうするかについては都合の良い言い訳となる。



 たぶん、別れは雪子さんから言い出したと思う。彼女はきっと「私、子供が欲しいの」そう言って別れを告げただろう。そういう理由にしておこうと。そして彼女は青木の相手が薪さん(男)だから、結婚を報告するようなことができるのだ。



 雪子さんがいなくなって、晴れて独り身(子持ちだが)となった青木は、薪さんに自分の家族観を語り、それを薪さんで具現化する関係を築きたいという。
 それはそれでいいのだけれど、


 なにが許せないかって、子供はつくらないと言って雪子さんと別れた青木が、薪さんとなら、何をやっても何回やっても子供ができる心配が0%なところが、いっちばん許せないんだっ!!

 そんな気がさらさらないことは分かっている。
 だからなおさら腹立たしい。


 青木の家族観も唐突なものだが、それよりも抜け抜けと!という気持ちが勝り、一見思いやりにあふれた手紙も、裏で犠牲にしているものが見えてしまう。
 確かに、青木的正直さには溢れているといえるのだけれど・・・。

(女の子を通り越して、悪気のない悪意の塊であるオバサン化しているような気もする)



 こうだったらよかったのにね。

「自分の子供はつくりません」
 青木、雪子さんと悪くない関係。
 でもやっぱり、雪子さん、青木と別れて竹内と結婚
「第九は僕の家族だった」
「俺が思う家族とは」


「雪子さんとヨリは戻ったのか?」
「いえあの、彼女、他の人と結婚しました。竹内さんて人です」
 ガッ
「いてて・・・なんでっ誰だそいつはっ!?」
 
 たまにはずっこける薪さんもいいじゃないか。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 お読みいただいてありがとうございました。
 そろそろアラ探しじゃない感想も書かねば。
 
 竹内って誰だと思った方は、しづさんちに行ってください。
 

 (ちょっと直した)


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comment

  1. 2012/07/20(金) 20:46:53 |
  2. URL |
  3. サンショウウオ
  4. [ 編集 ]
第九の部下Yさま

記事のコメントでなくてすみません。
もしかして、もしかして、秘密ブロガーの方々に、連載が終わったとたん、サンショウウオを見かけなくなってしまった、冷めたやつだなあ、などと思われているかもしれないので(←自意識過剰)、ちょっと顔を出させてください。
ある外注の仕事を請け負っているのですが、4月からずっと仕事の切れることがなく、原作について考察したり、ブログさま巡りをしてコメントさせていただいたりする、まとまった時間があまり取れない状態が続いています。(それまでは月の半分くらいは暇でした。)
ブロガーの皆さまと共に連載終了を迎えて感想を述べ合いたくなり、単行本派からメロディ派に転向したというのに。人生、そんなものですね。(←大げさ)

薪さん、青木クン、雪子さんに何があったのか、私もじっくり妄想したいのですが……。
私も、雪子さんは竹内さんのような男性と結婚したのだと思います。
YカリさんのSP説も面白いなあと思いました。
私は、結婚報告の写真の一行を見たとき、ほっとしました。青木をあのコ呼ばわり(昨年12月号p.118)し、一番最初からやり直しましょうと言いながら指輪を返せなかった雪子さんが、つよし君・克洋君・青木君への思いを過去のものとし、「誠さん」(しづさま、お借りしました。)と対等に呼べる人と巡りあって結婚した、そんな気がしたのです。根拠はありませんけどね。

ともあれ、薪さんの望む40前に雪子さんは結婚したようですし、部下Yさまもたしか、早く嫁に行け、と書いてみえませんでしたっけ? 嫁き先は期待外れ(?)だったようですが。(笑)
雪子さん、結婚おめでとう。子どもがほしければお早めに。(←先日、卵子の老化で不妊になるというTV番組を見たものですから。)

 ***

ということで、第四管区のどこかで、この夏もまたアイスクリームを食べ食べ、ときどきブログさまの読み逃げ巡りをしながら、サンショウウオは多分元気に生きていまーす。
 ↑
これが書きたかっただけですので、レスはおかまいなく。
庭仕事で熱中症にならないように気をつけてくださいね。
ではまた、時間ができましたら。

(明日の某公共放送のラルクの番組、楽しみにしています。)

鍵拍手コメントくださったAさま

  1. 2012/07/21(土) 23:48:57 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
Aさまこんばんは。

>「薪さんとなら、何をやっても何回やっても子供ができる心配が0%なところが・・」に笑ってしまいました(^▽^)なるほど!

これは、たしか、22XXでジャックがですね、原住民の女の子相手に考えていたことです。ロボットと人間、男と男、清水先生の中では同じなのかもしれません。受けていただいてありがとうございました~☆


>無意識ってこわいですね(^^;)

無意識というか無自覚というか、・・・。青木って、けっこう、本能(青木的本能)だけで生きているみたいです。

>薪さん、手紙を読んで「おまえ、雪子さんはどうしたんだ?」て訊くとは思いますね。

聞きますよね。雪子さんと付き合っている(?)はずなのに!

>「大丈夫ですよ、竹内さんという人と結婚して幸せに暮らしてますから!オレは・・フラれました」という会話を妄想しました。

うわー(TT)驚いた薪さんが、電話するのかな(@@;
私は、やっぱり、薪さんが青木を好きでも、雪子さんに振られたら、がっかりするんじゃないかと思うんですよね~。

それで自分が満たされるなんて、単純にはいかないでしょうに。

コメントありがとうございました。

サンショウウオさま

  1. 2012/07/25(水) 23:52:39 |
  2. URL |
  3. 第九の部下Y
  4. [ 編集 ]
サンショウウオさま、ご無沙汰しております。

> もしかして、もしかして、秘密ブロガーの方々に、連載が終わったとたん、サンショウウオを見かけなくなってしまった、冷めたやつだなあ、などと思われているかもしれないので(←自意識過剰)、ちょっと顔を出させてください。

いえいえ。サンショウウオって生きた化石とかいって、結構いろんなところにいますよね!←?

> ある外注の仕事を請け負っているのですが、4月からずっと仕事の切れることがなく、原作について考察したり、ブログさま巡りをしてコメントさせていただいたりする、まとまった時間があまり取れない状態が続いています。(それまでは月の半分くらいは暇でした。)

月の半分ヒマっていうのもアレですが、忙しすぎるのもナンですよね。私も仕事変わってから、めずらしく家に帰っても仕事のことを考えたりしています。←しばらくそういうことがなかった。


> ブロガーの皆さまと共に連載終了を迎えて感想を述べ合いたくなり、単行本派からメロディ派に転向したというのに。人生、そんなものですね。(←大げさ)

うう(泣)そんな、終了終了言わないでくださいよっ。ま、でも、幸いなことに、薪さんは「紙」なんで、多少旬は逃しても、消えたり年取ったりしませんものね。

> 薪さん、青木クン、雪子さんに何があったのか、私もじっくり妄想したいのですが……。

あまりにも何でもありそうで、妄想も難しいです・・・。

> 私も、雪子さんは竹内さんのような男性と結婚したのだと思います。

そうだそうだっ←”力”入ってます。
青木なんかよりずーっとかっこいー人に決まっているんだっ。青木よりずっと鈴木に似ていてもOK←ぎゃあああ!? でも、人の好みってそーんなに、変わらないと思うんですよね。
薪さんが竹内、いや黒田さんに会ったらドびっくりするといけないけど、鈴木は割とメジャーな顔でしょう←何、メジャーな顔って(^^;

> YカリさんのSP説も面白いなあと思いました。

見ました見ました(読み逃げちうですYカリさんっ!)
なるほど、投げてモノにするというのは、、、さては鈴木も? いやいや、ここで鈴木を絡ませると、黒田氏にも逃げられてしまいます。青木が一人目、黒田氏が二人目、と。

で。顔がいやです。雪子さんの好みじゃない、と、勝手に思います。

> 私は、結婚報告の写真の一行を見たとき、ほっとしました。青木をあのコ呼ばわり(昨年12月号p.118)し、一番最初からやり直しましょうと言いながら指輪を返せなかった雪子さんが、つよし君・克洋君・青木君への思いを過去のものとし、「誠さん」(しづさま、お借りしました。)と対等に呼べる人と巡りあって結婚した、そんな気がしたのです。根拠はありませんけどね。

なるほど。。。
あの、指輪を返さなかったというのは、どういう意思表示なのか、実は私はよく分からないのですよね。雪子さんは、最後は指輪を返したのではないだろうか、と思っています。
だって、新しいの、もらっちゃったでしょうから。

>
> ともあれ、薪さんの望む40前に雪子さんは結婚したようですし、部下Yさまもたしか、早く嫁に行け、と書いてみえませんでしたっけ? 嫁き先は期待外れ(?)だったようですが。(笑)

ああ、コトを知った薪さんの顔が拝みたい。(驚くというより、ホっとしてたりして)
そうそう。薪さんは、自分はともかく雪子さんが独身でいるのは自分のせいだと思っていたと思うので、早く結婚して薪さんを安心させてほしかったわ(←?)

ええ。最後にああいう結婚をさせるのは、ストーリーテラーとして、期待はずれと言うより反則だと、実は思っています。


> 雪子さん、結婚おめでとう。子どもがほしければお早めに。(←先日、卵子の老化で不妊になるというTV番組を見たものですから。)

ああ、流行ってるみたいですね。まあ、いいことだと思います。これからの人にとっては、特に。
でも、うーん、私は適当にですが知っていましたけどねえ。同じ世代というのが謎です(@@;

老化で不妊って、要するに老化ですよね。

産めば産むほど若返るって知ってますか? 極端にいうと、妊娠・出産によって「この身体はまだ子孫を生産する予定だ」って身体が若さを保つんです。 
産まないと老化が早いかどうかは知りませんが、閉経が早いのは事実ですよね。

雪子さん、がんばって!!
子供ができないと、また薪さんが「僕のせいで雪子さんが老化した」って気にするから!!

>
>  ***
>
> ということで、第四管区のどこかで、この夏もまたアイスクリームを食べ食べ、ときどきブログさまの読み逃げ巡りをしながら、サンショウウオは多分元気に生きていまーす。
>  ↑
> これが書きたかっただけですので、レスはおかまいなく。
> 庭仕事で熱中症にならないように気をつけてくださいね。
> ではまた、時間ができましたら。

サンショウウオさんも、ひからびないようお気をつけて、またお越しくださいませ。
いや、今夜はものすごく蒸し暑くて、昼もすごかったですけど、とうとう犬と人間、両方エアコンです。

こんな時に貝沼事件が起こったのかとか考えると、うん、実は、暑さと湿気で気分が悪くなって死んじゃったのかもしれないとか思います!

>
> (明日の某公共放送のラルクの番組、楽しみにしています。)

(>▽<) ばっちり、録画しました。 繰り返して見ちゃったですよ~~~っ!
ちょっと残念だと思うのが、はいたんはいつもバックにスクリーンがあって、色が飛んじゃうところですね。ゆっきーさんは、横から撮るから、普通に映るのに。

 コメントありがとうございました。
 
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Author:第九の部下Y
部下Y(イプシロン)。清水玲子先生の「秘密-トップ・シークレット-」を愛するブログです。

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