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可視光線 ACT.3 感想その2

  1. 2016/02/23(火) 21:40:40_
  2. メロディの感想
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桜木の結婚観、などなど

 
 


 秘密という話は、誰かが死ぬ→死に方が問題だから事件化する、ということが前提であるため、当然のことながら気の毒な人生の人ばかり登場するのは致し方ない。にしても、社会的地位の高い家に生まれておそらく恵まれた境遇を楽しく過ごして来て、気が付いたら行かず後家状態になっていたものの、やっと妥協して結婚しようとした途端にあり得ない命の落とし方をすることになった黒谷嬢の人生は無念を通り越してもはや2時間ドラマのようである(なに言ってるんだか)。しかし黒谷嬢の無念の死はまったく話の中心ではなく、桜木の罪とその原因となった母親の罪を炙り出す、ほんのきっかけの役割しかなかったようだ。


 桜木にとって結婚は、野心を達成する材料の一つのようだが、彼自身の結婚観とはどういうものなのだろうか。そもそも自分の目にかなり特殊な障害があることが分っていて、しかもそれをどうやら隠しているらしいわけだが、子供に遺伝するとは思わないのだろうか。

 今回、たまたま都知事の娘という話題性の見込める女性が売れ残っていたという状況があったが、有力な家の娘が独身主義でもないのに売れ残っているなどという状況はかなり特殊だと思うし、黒谷嬢の感じからすると仕事と外の社会を愛するキャリアウーマンという感じでもないし、むしろ、「しょうがないからちょっと仕事っぽいことをさせてもらっている」程度にしか見えない。どうしてこの年まで親に結婚させられないで独身のままなのかという不思議なイメージがわくお嬢さんである。

 桜木のほうはどうか。うーん、一応警察庁のキャリアであれば、さまざまな芋蔓からお嫁さん候補の紹介がいくつかあったのではないかと想像するのであるが、断れないような縁談がなかったのか、障害のことを考えて、色々理由をつけて断ってきたのだろうか。

 もし子供を望んでいないのであれば、最低でも女性は40歳以上なのではないかなと思うし、では障害や遺伝については何も考えていないのであれば、なぜ今まで結婚しなかったのだろうか。

 たまたま、そろそろ薪さんに差をつけてやろうと思った時期に、黒谷氏と何か話をする機会なりがあったという良いタイミングが発生したのだろうか? 桜木家そのものも結構良いレベルの地位なり仕事なりをしていたような感じがあるので、黒谷氏側から話をいただいたのだろうとは思われる。

 (ということで、黒谷嬢については、実はどうでもいい設定だったと思えなくもない)

 しかし、薪さんをダシに使ったという疑惑がかなり濃い。桜木から言い出さない限り黒谷氏や母親が勝手に薪さんを考え付くとは考えづらいし、いくら一度見かけたからといって見合い相手が薪さんになってしまうのは思い込みにしては突き抜けすぎだろう。
 そのうち、黒谷嬢の脳も見ることになったら、きっとそこに父親の口から見合いの相手が「まきつよし」と知らされていたことが分って、薪さんの怒りが沸騰したりするかもしれない。

 それとも、あれは同期(年齢は違うが)で独身に当てはまる人を黒谷嬢が本当に勘違いしただけだったのだろうか。
 顔のいい他人をダシにしてくれと頼まれて承諾する親もどうかと思うし、うーん、わからないなあ。勘違いが不幸の元とはいえ、嫌がらせをされたり誘拐されたり、いったい自分が何か悪いことをしたのかと考えてもきっと彼女には分らなかっただろう。だって、何にも悪いことしてないんだもん。強いて言えば関わったことが悪かったわけだが、関わらせたのは桜木と父親であって自分が積極的だったわけではない。

 関口も、狙いは桜木であって、あの時点では黒谷嬢を害する気はなかった。冤罪で家族を失った経験は、無関係の他者も不幸にする方向ではなく、原因だけに矛先を向ける方向だったようだ。はっきり言って、桜木だけが悪い。最初から最後まで。生んだのは母親だが、生まれた後は自分の人生。見えないものは見えないとはっきり言う人生を選択しなかったのは、母親にも家族にも周りの誰にも関係のない自分の責任だ。

 それがたとえどんなに小さな子供であろうとも!


 で、桜木の結婚だが、母親を安心させたいというのであれば、母親の年齢を考えるともう20年も前にはそういう状況になっていた。母親のほうは、桜木の結婚を表向きは喜んでいるということは目の障害やその原因について、どう考えているのだろうか。母親はその障害が遺伝性を持っているということをとっくに知っているではないか。「母親」というものであればなお、孫が遺伝性の障害を持って生まれる可能性があるということについて、もっと敏感であろうと思うし、それが自分の夫の遺伝でないとなればなおさらだと思うのだが。

 桜木の目が「悪い」ということは、母親と医者しか知らないことだったのだろうか。珍しい障害だと分ったとしても、親戚でそういう話を聞いたことがないのであれば突発的な後天的障害だということで過ごしてきたはず。突発的で後天的な障害だと思っていたのに、2代続けて同じ障害が出たとなったら、これはいったい何事だと親戚中で話題にもなろう。母親、喜んでる場合じゃないと思うのだが、もう年寄りなので、楽しかったことしか覚えていないということもありえるのでなんともいえない。それとも、息子は出世したので、もう何も心配することはない、夫も死んだ(と思われる)し、自分の罪を、秘密を知っている人はもう誰もいないと、割と気が楽なのだろうか。

 桜木の「大切な」母親の罪、強姦の被害に遭ったことを黙っていたこと、夫を謀ったこと、子供を守ってきた理由、それらと向き合わなかった弱さ。母親は家族や子供を守ってきたつもりだったのだろうが、それはすなわち自分を守るためだったのではないだろうか? しかも、それがあぶり出されようとしているとき、自分は年寄りで、もう何の責任もなく、一人でこの世と別れようとしている。

 要するに、優しいつもりで迷惑をかけまくるこのタイプの人間って、大っ嫌いというだけなんですけどね!


 ということで、結婚に関する桜木の状況や考えが、どう変化したのだろうかというのがどうにもわからん。

 まさか薪さんが独身だからって自分も独身を続けていたわけでもあるまいに。


「おまえに俺の気持ちが分るかあ!!!」

 いやー、わかんないっす(^▽^;


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部下Y(イプシロン)。清水玲子先生の「秘密-トップ・シークレット-」を愛するブログです。

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